刀語・第二話「斬刀・鈍」

2/27のBSフジで、ご視聴予定のかたは、
放映終了まで、スルーして頂ければ幸いに存じます。



――それはさておき、当方、
「まえがたり」と「あとがたり」を取り違えて、
ゆかりんのブログにコメント投稿していて、誠に汗顔の至り。
この度は、大変失礼致しました。


これからも毎月それぞれ1本ずつ増えていくうえに、
完全生産限定版の特典には、「あとがたり"完全版"」も
収録されるとのことですし、もろもろ混同なきよう、
充分に気をつけたい所存です。





というわけで、第2話の感想ですが、
砂漠に舞台を移しての物語でしたね。
2人のやりとりは相変わらず、というよりむしろ拍車がかかった感じ。
本来、過酷なはずの砂漠行脚も、2人が一緒だと
何だか楽しそうに見えてきて不思議なのです。


もしかしたら、七花と出会うまでのとがめは、
満足な話相手もいなくて、退屈に思うこともあったのでは、と想像。
その時の反動も手伝って、あれだけの言葉が迸るのでしょうか?


七花と出会うまで――といえば、
途中、追い剥ぎに遭遇する場面がありましたが、
とがめはそれまでの道中、斯様な危地を
どのようにして切り抜けていたのでしょうね。
やはり“奇策”で...? てゆか“奇策”て...?(^^;


そういえば、1話では気にならなかったのですが、
2話に入って、七花の巨漢ぶりを初めて認識。
無人島を背景にしている時と、町並みを背景にしている時とで、
スケール感に違いが出ててくる感じがしました。
公式設定をチェックしたところ、身の丈6尺8寸、、、
、、、2メートル超ですか、そりゃ大きいワケだ(^^;
とがめとの身長差も、より際立ちますね。七花が大きいだけではなく、
とがめもまた小柄(4尺8寸≒145.4545...cm)
というのもあるのでしょうけれど。


とがめといえば、今回は「ちぇりお」の大サービス
そして、第1話でも印象的だった「ぎゃふん」が
今回はさらに重要な場面で炸裂。
いかにもマンガ的なダメージ表現ともあいまって、
深夜にも関わらず、お腹が捩れてしまいました。
2話にして、この「ぎゃふん」
次回以降にも、大いに期待が高まるのです(^^;


転じて敵役に注目すると、、、
第1話に登場した、真庭蝙蝠が強烈な個性の持ち主だっただけに、
今回も「まにわに」が破天荒な立ち回りを演じるのかと思っていましたが、、、
あの場面は、宇練銀閣の強さを印象づけると同時に、
以降の数十分を、真庭白鷺の逆さ喋りで進めるという冒険を
回避するためのテクニックでもあるわけでしょうか(^^;
キャラの立った2人を登場させておいて、片方をバッサリというのは、
思えば贅沢なことなのです。。。


それにしても、あの逆さ喋り、自力で全文解読した強者は
全国にどれくらいいらっしゃるのでしょう(^^;
自分は、とがめの次回予告部分だけ解読してみましたが...
「...預奉所軍所総監督、奇策士とがめだ」
うん、言えてたよ! 全然大丈夫!(^^;
――もしかして今回も、現場で急遽リクエストを受けての、
挑戦だったりしたのでしょうか?



ところで、刀語といえば、変体刀――。
1本集めるごとに、次のエピソードから、
ロックマン方式で適宜装備していって、
最終的には12刀流に開眼する七花――、
などという展開を、当初予想したりしてたのですが、
まずもって、それはあり得ないですね(^^;
そもそもが無刀の剣士なワケですし、
貴重な刀を実戦で使用して、もしものことがあったら、
とがめの首も危ういのでしょうし。


...敵役のお話に戻りますれば、
今回七花と対峙することになった宇練銀閣
めっちゃカッコよかったのです。
砂漠化して失われた国の、
朽ちかけた城に籠もって動かず、ただ何かを守る――
――という大義を守るために生きているような、
或る意味、寓意に満ちた存在ともとれて、非常に興味深いのです。
そして、丁々発止のチャンバラだけが、
剣劇ではないということに今回、気づかされました。
無刀vs.居合いは、刃のぶつかりあいこそありませんが、
切るか切られるか、ヒリヒリするような、
命のやりとりや駆け引き、間合いの勝負に痺れたのです。


のみならず、饒舌な戦闘場面も特徴の本作。
特に今回、飛び出す台詞の1つ1つが、
カッコよくてまた痺れるのでした。
おはようございます、おやすみなさいのくだりとかー。


ただ、銀閣命を賭しての、あの必殺技の理論には...
いろいろ「?」マークも点灯したのですが...(^^;
実際に試すワケにもいきませんし、あたいは銀閣の言うことを信じるよ!!<誰


総じて今話は、前回に比べて、
エピソードにおける刀の重要度や、
クローズアップ度も増した気がしてよかったのですー
また、車の両輪ともいえる、「語り」の部分も、どんどん加速していく感じで、
これは第三話「千刀・鎩」も、めっちゃ楽しみなのです! ちぇりお!