刀語 第六話「双刀・鎚」

物語も半ば。
舞台は、蝦夷の踊山。
絶対凍土の豪雪地。


流石に、七花も薄着改め。
とがめの指示あってのこととは思うけど、
放っておいたら、そのまま入山してたかも?
当のとがめは、髪で釘が打てそな勢い。


踊山での雪中行軍。
とがめは、七花におんぶ...だと?!(*゚∀゚)=3
三途神社じゃ、あんなに照れて、お姫様だっこだったのに。
これは、2人の距離が縮まっていることの現れ?
――それとも、単に、吹雪の中だと、
とがめに雪が直撃だから?


いつもより厚着とはいえ、
特に足回りの防寒が不十分ぽく。
流石の七花も、凍傷を起こしダウン。
彼に寒さという概念がなかったということ?
それとも、寒さを感じる器官がないということ?(?_?)


とそこに現れた、凍空こなゆき。
怪力無双、凍空一族最後の一人。
村が滅んだ理由を雪崩としたのは、
凄惨な光景を雪に流して、
二度とは思い出したくない気持ちから?
あの齢にして、あの心根の強さ優しさ、
言動の端々から感じられ(/_;)


そんな、こなゆきの振る舞いから、
他人の痛みや寂しさを汲む七花。
これまでになかった反応。
旅を通じ育まれた、人間らしさの片鱗(*´ω`*)
しかし、それはまた、
刀としての切れ味を落とすことと表裏一体??


その夜、洞窟の吊り床でのやりとりもまた、
今後の諸々を占う上で重要というか。
七花から、「知っていながら黙っていること」を聞きだしたとがめ、
「状況はむしろよくなった」とは如何に(?_?)


また、刀集め終了後の処遇、
先々についての話が飛び出したり。狸寝入りしたり。
――でも、目を開けた七花の表情からは、
何を考えているのか読めなかったお(>_<)


こなゆきが、「村」から持ち帰った「双刀・鎚」
墓前では、刀を持ち出すことの
許しを乞うていたのかも知れず。
手向けた花は、麓まで降りて摘んだのかしら。
そして結局、洞窟に戻ってくるまで
1晩かかっている?ってことは、
それなりの場所に、厳重に隠してあったのやも。


刀の授受を巡って対決を促すような
「但し書き」が本当に存在するのなら、まず、
その実物を以って示すのが普通。
とがめは、かなり早い段階で、
こなゆきの作り話と、その真意に感づいていたはず?
ただ、その後の七花初の黒星は、計算外?
まさか、空中、あんな姿勢から、
刀の軌道を自由に操作できるほどの怪力とは――。


――鎚は使用者を限定する刀。
逆さま持ちに至っては、ますます使いにくそうな(^^;
四季崎はなにゆえこんな刀を?
単純に前作、「鎧」に打ち勝つという目的?
そもそも「あんまり刃物は使わない」という凍空一族にとって、
この刀は、どんな意味を持っていたのじゃろう。


その後、直接は描かれていなかったけれど、
敗戦の七花を手厳しく詰ったらしいとがめ。
それをしおらしく謝り、
七花をフォローするの図も
これまでにない感じで印象的。


一方の暗殺専門集団、真庭忍軍。
半数にまで減じた頭領たちが、揃い踏み。
しかし真庭の里、在るのは木ばかりの、寂しい山中じゃお。


鳳凰は、そろそろ左腕が再生しているのでは、と予想してたけど外れ(^^;
人鳥は、手法は不明ながら、情報収集能力の高さは半端ない感じ。
鴛鴦は、蝶々の件にも堪え、まさに「忍び」という感じ。
復讐にかられ暴走、という展開を踏んでいたら、
実際に動いたのは狂犬の方だったわけで。
海亀は、詳細不明、次回以降の活躍にご期待☆
川獺は、蝙蝠に話し方がそっくりで、さすがは親友?
ただ1人、その忍法すら見せず散っていくとは。。。
見たかったぞす、真庭忍法記録辿り?


そして、真庭狂犬。復讐心の塊。
おへその入れ墨、丸に牙の紋?もチャーミング(*´ω`*)
残留思念という、忍法...というか、むしろ特異体質??
そもそも最初の1人目の狂犬は、
いつ何きっかけで、これを会得したのだらう。
そして、何千人もの武芸者の記憶を引き継いでいるのだとしたら、
その中に、虚刀流と手合わせした者はいなかったのかしら。


――しかし、結局はその引き継いだ記憶や経験が仇となり、
七花に勝機を与えてしまう皮肉というのは面白し。


七花の攻撃をまともに食らい、
思うに動けなくなる狂犬。
自分の身体を乗っ取ろうとする狂犬を
制する形で七花に下した、とがめの命令は、
単なる牽制以上の鬼気迫るもの。
あるいは、「不問語」で語っていた、破滅願望も見え隠れ?


最後に繰り出した、鎚の奥義「双刀之犬」は、
引き継いだ、こなゆきの記憶があったからこそ使えた技やも。
でなければ、双刀の双刀たる所以など、
普通は気づかないだろうし。


とがめの命令に反し、入れ墨だけを攻撃し、
こなゆきを殺さずの七花。
ただ言われるがままに使われるだけの刀から、
自ら考え、判断して動く、一人の人間への変化。
これが今後、吉と出るのか、凶と出るのか、果たして。。。


一歩遅れて現れた、真庭鳳凰
その釈明から、「責任」の取り方までの流れには、
有無をいわさぬものが。
まるで揺らがぬ物腰も、油断ならない感じ。
前回の「腕一本」に続き、今回の「首一つ」?
自らの腕も躊躇なく切り落とす位だから、
他人の首など、という感じなんじゃろかー。。。
あるいは、人鳥の情報収集能力があれば、
川獺がいなくなってもなんとかなる
という計算も働いたのかも。。。
それにしても鳳凰が、ここまでして休戦同盟にこだわる
理由も今一つ釈然とせず。やはり油断ならないのだわ。




山を降りたら、またいつもの格好の七花ととがめ。
そして、こなゆきをお見送り。
三途神社に1001人目の巫女誕生?
いや、第3話から時間も経っているし、
その数は更に増えていそう。。。
ともかくも、こなゆきの人となりなら、
たくさんの巫女たちともすぐに打ち解けて、
その力持ちぶりを生かし、薪の束を倉庫にしまうなどして
うまくやっていけてそう(*´ω`*)
あと、他の巫女さんのように、
顔を布で覆い隠したりはしてないイメージもあるです。


四国へ向かう船上、
「こなゆきと決着を付けたいというのなら、
刀集めの旅を終えてからにしてくれよ?」
というとがめの言葉には、
先に七花にきかれて、曖昧なままだった「処遇」
に対する答えも含まれていたのかしら?


そして、ナレーションの最後で、
聞き捨てならないネタばらし。
父殺しに続いて、今度は姉殺し?
鳳凰情報にもあった、刀集めをしている第三者は、
やはり、七実お姉ちゃん?
狂犬が、こなゆきの記憶に垣間見た、
凍空一族滅亡の場面に映ったシルエットも、
見返してみれば、、、という感じ。
七実も鎚は探したけど、見つけられなかったんじゃろな。。。


そして気になる予告の映像――
ショートカットのとがめたん?なわけですが!
なぜに、あのような?
いや、思いの外、似合ってはいるけれど(*´ω`*)
けれど、これじゃあ、
ナレーションで言っている「髪でぎゅうぎゅう」も、
もう、できないじゃないですか...(´;ω;`)ブワッ