刀語オールナイトイベントへ行ってきました


5月1日24:00- @テアトル新宿
250ほどある座席は、ほぼ満席。
座席列のさらに後方に設けられた
立ち見席もお客さんで埋まっていて胸熱。
ちなみに、女性のお客さんの割合も高かったように思います。


入場時に、袋に入ったお土産を頂きました。

中には、特製の手ぬぐいの他に、原作第一巻の「限定お試し版」
その巻末には、西尾維新さんから来場者へのスペシャルメッセージが。
さらに、竹さん描き下ろしの「アニメ刀語のあれやこれや」と題された
イラスト&メッセージ入りのペーパーが。
アフレコに臨むゆかりんと細谷さんの後ろ姿や、
とある日のお二人の服装と、同じ格好をした七花ととがめなど、
素敵なイラストがいっぱい(*´ω`*)
そしてなんと、当日配布されたものの一枚に、
竹さん直筆ver.が忍ばせてあるというサプライズ付きてΣ(゚∀゚;)
引き当てられた方、おめでとうございます!


イベントは、ほぼ定刻にスタート。
ステージには、パイプ椅子が7脚。最初は、そちらに5名がご登壇。
向かって左から、司会進行のアニプレックスのゆまさん、
七花役の細谷さん、WHITE FOXの岩佐さん、
フジテレビの尾崎さん、アニプレックスの鳥羽さんという布陣。
みなさん、今回のおみやの手ぬぐいを首にかけておられて、
さながらお風呂上がりといった風情(^^;


トークパートは、全体で60分近くありました。
前半は、ゆまさんの司会のもと、
5人でお話が繰り広げられる形に。


細谷さんは、第一話のアフレコに臨まれた時のご心境について、
スタジオで精神的に素っ裸にされていく感じが、恥ずかしくもあり、怖くもありと表現。
「刀」である七花を演じるにあたっては、人間味を抑えて、
感情を上乗せしてはいけなかったというお話、そこに罪悪感を感じていらしたとのこと。
1話の収録が終わった後、みなさんで韓国料理店へお出かけになった際、
細谷さんは、非常にテンションが高かったそうですが、
それは、監督さんや音響監督さんがいいといってくれていても、
ご自身、完成したものを見ていない段階で不安は解消せず。
周囲から本音を引きだそうとして、テンションが高まってしまったのだとか。


――アフレコの方は、現在第八話まで終了。
かつては、迷いが少なかった七花が、いろいろなことを知り、
人間としての迷いも増えていくようになる。
細谷さんは、収録が進むにつれ、
「ネガティブな意味ではなく、苦しくなってきた」と表現されていました。
「ありがとう」という言葉1つにも、
その言葉の裏にある意味のようなものを
考えるようになったりというように。


トークイベント中盤からは、さらにお2人のゲスト、
オープニングテーマなどの作詞を手がけられた畑さんと、
シリーズ構成の上江洲さんがご登壇。
畑さんからは、登壇されるや、客席に向かって
「たぎってますかー?」のお言葉を頂きました(^^;
扉の向こうで、出番を待っている間に、ご自身たぎってきたそうですw
ちなみに、ゆまさんのことは、当日お会いするまで、女性だと思っていらしたとのこと。
同じく、初めましての細谷さんがお召しだった、股上深めのパンツの構造に関しても
「この股、どーなってんの?」とお訊きしていたそうです(^^;


一方、上江洲さんからは、開口一番「堅い!」のお言葉(^^;
それまでのステージの空気を、大学の講義みたいと表現されていましたw
そこで、ちょっと空気を変えるべく、という感じで、
登壇者の方々全員ご起立。しばしそのままの体勢でイベントが進行。


引き続き、上江洲さんのお話。
シナリオ自体は、だいぶ前に、最後まで完成とのこと。
4話の大仕掛けについてのお話もありましたが、
放送を見た、刀語の大ファンという小説家の方から
殴り込まれたって、おっしゃっていましたw
...一体、どなたなのじゃろう?(^^;


ちなみに、4話に関しては、まだ見ていない方にも配慮して、
核心については、伏せた感じでのトークでした。


宣伝に関しても、4話はあれでいくと
予告や、まえがたりも、全て貫き通したそうです。
まえがたりでは、細谷さんが饒舌にお話を回し、
それに応えて錆役の緑川さんも、乗ってきてくださったと。
確かに、かのまえがたりは絶品ですよね。
特に、第四話を見た後もう一度聴くと、ニヤニヤが止まりませんw


畑さんは、原作12巻を3度ほど読み返し、
その際、いろいろ浮かんできたものは、
一度全部バッサリと捨てて、冷却期間を置き、
そこから「たぎって」くるものの中から、
あのOPテーマの歌詞ができたというお話をされていました。


また、3話のエンディングでは、お歌のほうも
ご担当されていますが、
細谷さんも、この曲覚えました、と
少し口ずさまれていました。
曲のジャンル的には、「虚無系」だそうで、
細谷さんにカバーをリクエストする一幕もw


毎月一本という形態について、
作り方としては、最近減ってしまった
OVAのそれに近い感じ、と上江洲さん。
最初は、ギャハハと笑い話だった毎月一回
という案が、本当になってしまったのだとかw
また、最近は、3ヶ月とか、6ヶ月とか
短いスパンで消費されてしまうものが多いけれど、
1年という長いスパンでキャラクターと関われるのがいい、と。
そして、刀語はこれからもどんどん面白くなっていきます、
と締めくくられていて頼もしかったのです。


トークイベントの最後は、
限定お試し版巻末の西尾維新さんからのメッセージを
細谷さんが朗読するという形で締めに。
文章の合間合間に細谷さんが
客席に向かって、耳をすますジェスチャーをするたびに、
「そうですね!」と観客が合いの手を入れて、一体感(^^*


引き続いて第一話の上映がスタート。
スケジュールはこんな塩梅でした。
後々、パッケージ版を再生しつつ追体験する楽しみ方もありだと思います(^^;

ちなみに、四話前の休憩タイム終了時には、
ゆまさんがステージ前方まで進んでごあいさつ。
場内の温度が暑くないかアンケートをとられて
室温の調整を行ってくださいました。ありがとうございます(*´ω`*)


本編の上映に関しては、あれだけの大画面で、
大勢で集まって見られる機会って、そうはないですからね。
とっても貴重な時間を過ごせました。
火の粉とか、落ち葉や、花びらなど、
細かいものが、数多く舞う場面などは、特にスクリーン映えしますね。
花狼藉で銀閣さんが散華する場面なども、すごい綺麗じゃったお。
音響に関しては、SE周りがより印象に残る感じが。
虫や鳥の声とか、第一話で、七花がご飯を食べている時の音とか(^^;


客席の反応としては、パンダの楊楊がおもむろに出没するところや
蝶々さんが結婚話をしてフラグを重ねていく場面が
取り分け沸いていたような気がします(^^;


そして、先行公開の第五話「賊刀・鎧」ですが、
前回、茶屋で団子などたらふく食して
英気を養った七花ととがめが、大活躍(^^;
予告にあった、露天風呂のシーンも、
今回は釣りではなかったので、ほっと一安心(*´ω`*)
もちろんそれ以外にも、さまざまな局面で活躍を見せ、
第一話の頃から比べると、とがめの表情の変化や
感情の振幅も随分豊かになったなーと。
一方、七花の中でも、少しずつ
何かが変わってきているのか、「お...」と思うシーンが随所に。
第五話は、色々な変化の兆しという感じ。
もちろん「鎧」を巡る攻防も大迫力でござった!


そして、5時間の旅路を経て、劇場に響きわたった、
第五話のエンディングテーマ、とがめの歌う「愛と誠」
メロディにどこか和の趣を感じさせつつ、
予想外にキラキラでポップでキュートな愛の歌?
ちなみに、タイトルだけ聞いて想像していたのは、 
ずっしり重くて硬くって、雅な感じのバラードでした(^^;


作詞が畑さんのご担当というのは、
トークショーの中でもちょっとだけ触れられていましたが、
もう少し踏み込んだお話も聞きたかったです。
第一話のナレーションなどで
「心をなくした女」と形容されたとがめが、
第五話で、「愛」や「誠」という言葉を冠した歌を
歌っているということの意味を考えてるなう。


そんなこんなで、休憩を挟みつつも、
トークショー&5連続上映というのは、
思いの他、ハードな側面もありつつ、
完走後には、刀語ハイ的な高まりもありつつ
会場には困難な長旅を共にした、吊り橋効果ならぬ刀語効果?
のようなものも育ちつつ(^^;
このような機会があれば、ぜひまた参加してみたいなと思いました。
特に、第十二話を絡めたイベントなど実現したら、
大いに盛り上がりそうですね、楽しみですね、
でもチケットヤバそうですね、こわいですね(^^;


――ロビーには「絶刀・鉋」と「斬刀・鈍」の2振りが飾られていたので記念撮影など。

特に鈍は、銀閣の居合いのあまりのスピードに、
刀身の全容を拝むことはできなかった...はず。
(→...って思っていたんですが、絶刀が斬られるイメージ映像や、
銀閣と交渉に入る前のくだりなどで出てきていました^^;)(追記)
そしてよく見ると、鉋の方が刃渡りが長いのですね?
これを飲み込んでしまうのだから、蝙蝠さんもパネェっす(^^;



――以上、覚書と記憶の断片を元に、当日の模様を再構成してみましたが、
誤記・誤認等々ございましたら、ご指摘頂けると幸いですm(. .)m