刀語第五話「賊刀・鎧」

■無刀vs鎧
刀集めの様子を帳面に書き留めているとがめ。しかし、
3本目までは、肝心の七花の勝利の瞬間を目撃することができず。
第4話で、恐らく初めて、決定的瞬間に立ち会えていた、はず。
――我々は、おあずけをくらったわけですが(^^;
今回、第5話において、初めてとがめとともに、
七花の勝利に立ち会えましたが...ここまで長かったw




冒頭、否定姫と右衛門左衛門の会話にて、
七花は、道中一度も敵からの攻撃を
その身に受けていないことが明らかに。
――逆に考えると、真庭蝙蝠って強かったんじゃのう。
まだ、旅にでる前の対戦。
七花の経験値も低かったとはいえ、
手裏剣砲で、微少ながらもダメージを与えていたわけで。


そして、今回の対鎧戦。
防御力対防御力の戦いは、七花が無傷の完勝。
虚刀流に頼らず、七花個人の肉体がもたらした勝利。
そして、身長2mを越す七花が、
自分より大きな相手と対峙し勝利した初めて。


対戦相手の鎧海賊団船長、校倉必。
なにやら「覚悟」という言葉を繰り返し用いていましたが(?_?)
「殺すからには殺される"覚悟"」
「日本最強なんて看板は、"覚悟"もなしに掲げていいもんじゃねえ」
そして、苦境に立った七花に揺さぶりをかける時にも、また。


――20年磨き続けた虚刀流が、まるで通じず、折れかけた七花の心。
それを、とがめがつなぎ止め、
七花が、らしさを取り戻すところは名場面の1つ(*´ω`*)


■混浴でございます
九州に限らず、温泉には事欠かない本邦。なんなら毎回、
各地の名湯につかる場面があってもいいくらい♥
件のシーンは、視聴者へのサービス的な意味合いとともに、
虚刀流を使わずとも、必に勝てるということを、
とがめが確信する場面でもあったのかなと。
七花の体を、じろじろと見ていたのは、恐らく、
必の巨躯+鎧分の目方をリフト出きるボデーかどうかを
チェックしていたのでは、と。
「重りをつけて、海にドボン作戦」や「虫眼鏡で加熱作戦」
――もしかしたら他にもいくつもの奇策が、
必の戦いぶりを闘技場で見た段階で、
とがめには浮かんでいたのかも?


そして、温泉にお酒の相乗効果も手伝ってか、
いつにも増して饒舌なとがめ。
今まで言いにくかったであろうことも、
正直に七花に告げることができて、
コミュニケーションも深まった感じがー。


■もっと踏め!
お風呂の場面が終わって
すっかり油断していたところに、あのマッサージ...だと?!
しかし、この場面も、サービス的な意味合いとともに、
"障子紙の如く弱い"とがめの身体を
絶妙な力のコントロールで解きほぐす、
七花の身体能力の高さを表現していたに違いない(キリッ
鎧通しの奥義「柳緑花紅」も、
その延長上にある技なんです、きっと、たぶん。
――なんなら、あたいも七花の足で
ヘッドスパ?されたいって思ったぐらい(*´ω`*)


■人間七花
必がとがめに「求愛」後、
これまでの七花には見られなかった変化が。
衝動的にとがめの足を払ったり、髪を引っ張ったり。
刀として生き続けてきた七花が、
人間らしさに急速に目覚めてゆく過程で
見舞われた戸惑いの表れだったのかも。
自らに眠る人の心に気付かされたという意味でも、
必との出会いは、物語上1つの大きな転機。
そして、「俺の女に手を出すな」の決まりっぷりたるや。
――と、ときめいたっ!(*´ω`*)


■今月のまにわに
刀を巡る三すくみ構造の一角、真庭忍軍。
7人目にして、実質的なかしら、真庭鳳凰が登場。
たたえた微笑や、穏やかな口調が、かえって危険な感じを醸し系?
交渉を進めるためなら、
躊躇無く自らの左腕すら切り落とすインパクトΣ(゚∀゚;)
鳳凰の名から察するに、すぐにまた生えて来る系の忍法を持っているとか?
さらには、海賊たちを一瞬でほふってしまった、
忍法「だんざいえん」?も気になるところ。


しかし、とがめたちに示した休戦協定、
遅まきながらの苦肉の策なのか、裏に何か算段あってのことなのか。
...一本で国が買えるほど価値のある完成形変体刀。
蝙蝠が、鉋を手に入れた時点ですぐに処分していれば、
あたら仲間の命を無駄にすることもなく、
真庭の里が救えるぐらいの富は得られていたのかも?
とか今更ながらに思ったりして(/_;)


■ちぇりおとちぇすと
その 誤用を鳳凰から指摘され、 暴走するとがめ。
三途神社の千段階段すら、
ろくに上れなかったあのか弱き子が、
桜島を瞬時に登山&下山...だと?!
どれだけ、恥ずかしかったのか。プライドが傷ついたのか。
あるいは、長旅によって、少しずつ
体力がついてきたのか?(^^;
この場面のお祭り感あふれるBGMも楽しくてよいのですー。


■今回の気になったポイント
必に、父・鑢六枝のことを問われて、
「えっと、、、まあ、死んだんだ」とあいまいに答える七花。
が今回引っかかった部分。
迷彩さんとの会話では、「斬り殺している」
って言ってたし――。


■次回
そして次回の舞台は、一気に北へ移って、絶対凍土の蝦夷
ということは、ひょっとして、あれですか
遭難→山小屋→濡れた服→(*゚∀゚)=3 ですね、わかります!
予告映像によると、
存命のまにわに頭領も一気に登場?
これは楽しみなんだもん!


■EDテーマ「愛と誠」
このタイミングでとがめが歌うことに驚きつつも、
七花との旅路を通じて、芽生えた変化を受けての
一曲なのかなと想像。


これまでのEDテーマは、恐らく、
各話の主だったキャラクター
1話:七花ととがめ
2話:銀閣
3話:迷彩
4話:七実
のことをモチーフにした歌なのかなって思うのですが、
そこから類推するに、今回の曲は、
校倉必をテーマに、とがめが、、、ハッ!
そういえば、必の妹の面影が、とがめにあるってことだし、
これはきっと、妹の御霊が、とがめをヨリシロにして...は、無いか(^^;


と、兎にも角にも、は、早くフルサイズで聴きたいのですー!(*´ω`*)